国交省、「ドローン菓子撒き」注意喚起

「ドローン菓子撒き」中に墜落

11月4日、岐阜県大垣市の大垣公園内で開催中のイベントの一環として行われた「ドローン菓子撒き」において、飛行中のドローンがバランスを崩して落下し観客を負傷させる事故が発生しました。

改正航空法施行以後、国土交通省に報告のあった事案のうち、第三者(関係者以外)に危害を加えた事案はこれが初めてです。

この事件をうけて、国交省は「今後、事故が発生した経緯や状況の詳細な調査・確認及び原因究明を進め、同種事案の再発防止を図るために必要な措置を講じていくこととしています。」と回答しています。

イベント会場では観客・機材との距離が大切

たとえ国交省の飛行許可を取得した場合であっても、イベント会場での飛行の際は、観客や機材等と一定の距離を保てるよう運営側との調整が必要になります。加えて墜落した場合の対処法も考えておくべきです。

例えば、第三者上空飛行の要件である「安定した飛行に必要な最低限の数より多くのプロペラ及びモーターを有すること、パラシュートを展開する機能を有すること」(本件は第三者上空を飛行しているかは定かではありません)を満たすことや「荒い目のネットをお客様の頭上に設置する」などです。

第三者の上空での飛行要件の詳細はこちらをご覧ください。

現状パラシュートはなかなか手に入らないため、ネットの設置が現実的でしょうか。

国交省の飛行許可を得ても安全対策に気を付けましょう

私も国交省の飛行許可を取得したドローンの操縦者です。飛行の際は、十分安全に配慮しているつもりですが、本事案の映像を見て、改めてドローンの危険性を考えさせられました。
しかしながらドローンは、映像制作、測量、点検、農業などとまだまだ活躍が期待されるものでもあります。
ドローンの発展のためにも、私たち操縦者が安全性への意識を高めていきましょう。

相談も無料でお受けしております

国交省との調整やお客様からのご相談により、様々な安全対策を考えてきました。
原始的な方法でいえば「三角コーンの設置」「ロープの設置」、先進的な方法でいえば「システム上の仮想フェンスの設置」「自動航行システムの運用」です。

お客様の飛行にもお役に立てる案があるかと思いますので、お気軽にご相談下さい!

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