前回は「DIPS2.0に機体情報を登録する方法」を解説しました。
次はDIPS2.0に「操縦者情報」を登録します。
操縦者情報の登録・変更をクリック
▲操縦者情報の登録・変更をクリックします。
新規作成をクリック
▲新規作成(技能証明なし)をクリックします。
※技能証明がある方は、すでに一覧に表示されていると思いますので、次のページに進んでOKです。
技能証明はなくても許可は取得できますので、ご安心ください。
1.操縦者情報の入力
▲操縦者情報を入力します。
姓名の間には、全角または半角のスペースが必要です。
2.HP掲載団体技能認証情報を受けている場合に入力してください。
▲HP掲載団体技能認証を取得している場合は、各事項を入力します。
ややこしいですが、「HP掲載団体技能認証」と「技能証明(一等、二等)」は異なるものです。
※HP掲載団体技能認証の制度は終了しました。
HP掲載団体技能認証を有していない場合は、この項目は飛ばして構いません。
3.操縦者の基準の適合性について回答します。
▲操縦者の基本的な基準に適合しているかを回答します。
それぞれの詳細は以下のとおりです。
1.10時間以上の飛行経歴を有していますか? | 無人航空機の種類(飛行機、回転翼航空機、滑空機、飛行船のいずれか)別に、10時間以上の飛行経歴を有すること。 |
2.安全に飛行するために必要な知識を有していますか? | (飛行知識) 安全飛行に関する知識を有すること。 ・飛行ルール(飛行の禁止空域、飛行の方法) ・気象に関する知識 ・無人航空機の安全機能(フェールセーフ機能等) ・取扱説明書に記載された日常点検項目 ・自動操縦システムを装備している場合には、当該システムの構造及び取扱説明書に記載された日常点検項目 ・無人航空機を飛行させる際の安全を確保するために必要な体制 ・飛行形態に応じた追加基準 |
3. 安全に飛行するために必要な一般技量を有していますか? | (一般技量) 飛行前に次に掲げる確認が行えること。 ・周囲の安全確認(第三者の立入の有無、風速・風向等の気象等) ・燃料又はバッテリーの残量確認 ・通信系統及び推進系統の作動確認 |
4. 安全に遠隔操作するために必要な一般技量を有していますか? | (遠隔操作) GPS等の機能を利用せず、安定した離陸及び着陸ができること。 GPS等の機能を利用せず、安定した飛行ができること。 ・上昇 ・一定位置、高度を維持したホバリング(回転翼機) ・前後移動 ・水平方向の飛行(左右移動又は左右旋回) ・下降 |
5. 安全に自動操縦するために必要な一般技量を有していますか? | (自動操縦) 自動操縦システムにおいて、適切に飛行経路を設定できること。 飛行中に不具合が発生した際に、無人航空機を安全に着陸させられるよう、適切に操作介入ができること。 |
無人航空機の種類(飛行機、回転翼航空機、滑空機、飛行船)別に、10時間以上の飛行経歴を有することが必要となります。
10時間を満たなくても認められた事例はありますが、実用的ではありませんので、おすすめはしません。
「飛行経歴が10時間に満たなくても認められた無人航空機の飛行の許可・承認の例」
操縦者技能証明取得のため、スクールで実地講習を行う場合も、許可承認は必要となることに注意です。
4.これまでの飛行の実績について入力する
▲ドローンの場合は「回転翼航空機」の項目に入力します。
総飛行時間は最低でも10時間以上、物件投下の場合は最低でも5回以上の経験が必要です。
夜間飛、目視外飛行の許可を取得する場合は、原則、飛行経験が必要ですが、具体的な時間数は公開されておりません。申請する内容に応じて、必須時間が異なりますので、注意が必要です。
当事務所では夜間飛行、目視外飛行、物件投下の経験がないお客様でも、許可取得後に必要最低限の練習と時間で、制限のない飛行ができるように申請可能です!
登録する
▲入力が完了したら、登録ボタンをクリックします。
▲処理結果が表示されるので、OKをクリックします。
機体と紐づける
続いて、先ほど登録した機体と操縦者を紐づけます。
▲操縦者情報管理/操縦者情報一覧から、「機体選択」をクリックします。
▲プルダウンメニューから機体を選択し、「機体追加」ボタンをクリックします。
▲機体が登録されたことを確認し、戻るをクリックします。
▲操縦者が登録されたことを確認して、戻るをクリックします。
しかしながら、操縦者が複数いる場合は、「新規追加(技能証明なし)」をクリックして、同じ作業を繰り返し行いましょう。
まとめ
以上操縦者登録でした。それほど難しい項目はないかと思います。
ここでやっと下準備が整いました。これから申請書の作成に取り掛かります!